■■真田山寄席(2001/02/2) |
■■映画(2001/02/5) |
■■バレンタインデー(2001/2/5) |
■■就職戦線 〜友人Fの場合〜(2001/2/7) |
■■オバタリアン〜懐かしの流行語〜(2001/03/02) うちの母親は、割と『牛』である。つまり家の中では通称『牛』と揶揄される人物である。(昔は、『若乃花が太ったおばちゃんに似ている』ことから、 うちの母親は家では『若』というあだ名だった。) @鳴き声:『モー』うちの母親の趣味は『漫画を読むこと』である。 寝る前は必ず、枕元に5冊(コミック&雑誌)ぐらい置き、それを読破してから寝る。 昼間もよく漫画を読んでいる。その漫画を読んでいるときに、父親がテレビの質問(『この芸能人は誰?』など)をして邪魔をすると、「もう」「もう」といって鳴く。 行動様式:怠惰、よく食う(反芻するぐらい食う)朝会うとたいてい、「しんどいわー、何でこんなにしんどいねやろ。」と言う。 ・・・彼女は毎日が『非常にしんどい』ようである。それ病気と違うかと思ってしまう。(ちなみに私も『毎日しんどい』と思うのだが・・・。) 昼間の彼女を見ると、たいてい、ソファーで横になりながら、いかり豆を食べ、漫画を読んでいる。 (昼ドラ&ワイドショーもちゃんと見る。すごい芸能通。) 夕方に会うとたいてい、『今日は晩御飯つくりたくないわー。』と言う。 ・・・この言葉は毎日聞く。夕方(買い物に行く前に)出会って、この言葉を聞かない日はまずない。 そして、10回に8回くらいの確率で「何か(店屋物)でもとろか」と言う。 そない作りたくないのか・・。 こなしだ、この話を友人にすると、「いやいや、お前とこは6人家族やろ。ご飯の支度は大変やで。ほいで、自営業でお父さんも家におったら、昼ご飯もちゃんとこさえなあかんがな。お母さん1人やったら、『今日は食べたくないなあ』ちゅて1食抜いて楽できるけど、そんな訳にいかんがな。」と言っていた。 ・・・だがしかし!!うちの母親が『今日は食べたくない』などということはまずない。 よしんば、似たような言葉を言う場合でもちょっと違う。 彼女は『今日は食べ過ぎた』と言う。まあ「食べ過ぎたから食べたくない」になるが・・・。 1食抜いて彼女が楽になることはない。 彼女は日ごろ、「何でこないお腹がへるんやろう」「もう死んでもええから食べさして」などと言う。(我々家族は彼女が高血圧であるため、あまりものを食べささんようにしているのだが・・・。) 彼女にとっては、1食抜くことは苦痛であろう。 ちなみに、我々家族は割と、自分の好きな時間帯で食事をとるため、バラバラに食べることが多い。 しかし、彼女は、誰かが食べていると、つい参加してくるので、実際4・5食たべる。(しかも朝・昼・晩の自分の食事のときには、3杯ずつ食う。) ・・・なんぼほど食うねん!!まあ彼女はこの生活のままで息を引き取るのであろう。 |
■■芸人の辛さ(2001/03/08) 時折、『芸人の辛さ』を痛感することがある。 先日、A先輩の落語会の打ち上げは、非常に盛りあがった。(お勘定はA先輩が出してくれました。) その落語会で同じ出番だったB先輩と私は、いつも以上にハメをはずして無茶苦茶、料理を注文した。 A先輩とその奥さんとB先輩と私の4人であるにもかかわらず、注文したメニューは、焼き飯大盛り、フーヨーハイ大盛り、ラーメン大盛り、から揚げ大盛り、酢豚大盛り、ギョーザ5人前、焼きそば大盛り・・・etc.(後は忘れました。) しかもその店は、味が良い上に量もたっぷりだったので、我々は、結局「焼き飯とから揚げ」を残してしまった。 B先輩と私は、店の人にその「から揚げ」と「焼き飯」を折に詰めてもらった。(このとき私は、A先輩には非常に申し訳なく思った。でも心行くまで食べさせてもらえて、ありがとうございます。) 帰り際、B先輩と2人である。この「折」について当然、話し合わなければならない。 たま「これどうしましょう?分けましょうか?」 B先輩「うん、そうしょうか。ほな唐揚げ貰ってええ。」 たま「どうぞ、どうぞ」(にこやかな笑顔) 私はこのとき、きっとB先輩が「唐揚げ」を要求すると思っていた。まさにそのとおりの結果である。 私はこの時、「芸人の辛さ」を痛感した。 しかし、きっとA先輩のほうが、お勘定で「芸人の辛さ」を痛感していることだろう・・・。 ごめんなさーい!! |
■■ラジオの面接(2001/03/09) 先日、あるラジオ局のYさん(面識はない)から連絡があった。 「ちょっとお話がしたい」ということである。実際会うと、「若い人で“うだうだ”言う人をさがしている」ということである。 まあラジオ番組に出る人の面接である。(私以外にもいろんな若手落語家と面談しているらしい。) 会うまで用件は知らされていなかったが、マスメディアの人と会うというのは、その日の朝から、どこかソワソワするものである。 しかし私は、高鳴る胸の鼓動を押さえ、極めて冷静に努めようと思った。 この時、私はかつて「早稲田大学」を受験した時を思い出した。あの時も、「今自分が東京(関東)にいる」という興奮と、「早稲田という有名大学を受験する」という緊張で、えもいわれぬドキドキ感を味わったものである。 あの時も私は「冷静」を装おうとしたなあと思った。 「早稲田」の時と一緒や・・・。 そういえば・・・「幸先がわるかったなあ。受験の前日に食べた料理に海老が入っててジンマシンがでたし(私は海老アレルギーである)、当日、降りなあかんバス停を乗り過ごしたりしたなあ。」 こう私が思い出にふけりながらヒゲを剃っているまさしくその時、プシュー!!と鮮血である。(ちょっと誇張表現) しかし、実際、顔面のそこかしこから血が吹き出している。「うわー、マスコミの人と会うのに…。」そしてコンタクトを入れようとすると、コンタクトを落としてしまい、片方が洗面所の排水溝の中へと消えていった。うわー!!眼鏡で行かねばならない!!・・・「早稲田」と一緒や!私はそう一瞬思った。嫌な予感がよぎる。 しかし、実際ラジオ局のYさんと会うと好感触である。 Yさん「たまさんは、そういうお喋り上手そうですね。またお電話さしてもらいます。」 たま「またよかったら電話ください。」 ・・・なんという好感触!! Yさんはすごい感じのええ人だった。 しかし、振り返ってみると、さして私とYさんのトークは盛り上がらなかった 。ただ何となく好感触である。そういえば・・・、「早稲田受験」のときも試験は、好感触だった。 ただ振り返ってみると、さして問題を解いていなかった。ただ何となく好感触で、スベった。 ああっ!!「早稲田」と一緒や!! |
■■「シベリア超特急(略して「シベ超」)」〜お三味線のM子姉さんに捧ぐ〜 (2001/03/14 ) 先日、三味線のM子姉さんが、落語会にて「水野晴夫監督の『シベリア超特急』って知ってる?」とたんねてはった。 M子姉さんの話によると、水野晴夫の初監督作品で、すっごいB級もええとこな映画で、インターネットとかの掲示板で調べるとどれも「よくない」と記されているという・・・ものすごい映画らしい。 あげくに、続編『シベリア超特急2』が最近公開されたようである。(「3」もまた製作するらしい!!) 私はそのとき少し興味を抱いたが、「まあ今度レンタルビデオ屋に行った時、ちょっと調べてみるか」程度だった。 しかし、「月間少年マガジン」(3月号)に掲載している、佐佐木勝彦(佐々木ではない!)の『花鳥風月紆余曲折』でも、この「シベ超」「シベ超2」が絶賛(?)されている。 見た人いわく、「こんなくだらん映画を俺らは見たんだ。だから他の奴もこのくだらなさを味わえ!!道連れだー!!」という感じのようである。 そこでインターネットで調べてみると、この映画は、大槻ケンジや浅草キッドも大絶賛というカルト的超娯楽映画のようである。(インターネットのサイトで『駄作の殿堂』にも入るぐらい凄い。) 私はここまで書かれる「シベ超」のビデオをついに借りて見た。 ・・・すごい!!この一言である。「シベリア超特急」はB級では決してない・・・論外である!! 私は「リトルトーキョー・コップ」や「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」などでは、まだツッコミの入れようもあったが、この『シベ超』には、ツッコミをいれる隙すらない。 それほどくだらない!! 一応、『サスペンス』で、おそらく「これがドンデンかな?」という部分がある。 しかし、全編「ゆるゆる」である。起伏も緊張感もない。 しかも「かたせ梨乃」という大物女優を使い、大した役ではない。(というか、だれが『大した役』を担ってるかすらわからない。) かたせ梨乃の濡れ場などは勿論ない。 しかも水野晴夫が主演で、口調が『映画って本当にいいですね」と同じくらい無感情なボーゼリフ。 『シベ超』は、友人と一緒に見て映画に『何でやねん』などとツッコミをいれて楽しむ「そのへんのB級映画」とは一線を画した、最低映画の傑作である!! ・・・これはストーリーが異常なのである。 ストーリーの、あまりの非凡さに驚かざるをえない。 このストリーは、文字通りの意味で、『筆舌に尽くしがたい』としか言えない。 見たものしかわからない感覚である。 かつて、これほど『筆舌に尽くしがたい』作品はあったのだろうか!! これの楽しみ方は、水野晴夫本人に「何でこんなものを作ったのか!」と詰問するしかない。 水野晴夫自体に突っ込まないと、見た者のわだかまりは解消しない。 あー、俺だけこんな目にあうのは嫌だ!!みんな、ビデオ屋に行って『シベリア超特急』のビデオを借りてくれ!! そしてこの『筆舌に尽くしがたい』共感を味わおう!!(多分、見たら、私の言ってることがわかるだろう。) しかし、私がこのビデをを借りたとき、ビデオ屋にあった残りの「シベ超」4本は、すべてレンタル中だった。 ・・・・どういうことなんだ。 追記:「シベリア超特急」のビデオでは、「本編」終了後に、「シベリア超特急予告編」が流れます。(無意味な・・・。) これは決して「シベ超2」の予告編ではなく、「シベ超」の予告編である!! またその後に「NG集」が流れます。 しかも主題歌(水野春夫作詞)が流れたままなので、どんなNGなのかわからないという、おちゃめぶり!! あなたも今すぐビデオ屋で「シベ超」を!! |
■■「BOYS BE・・・」がフィナーレ!!(2001/03/15 ) 週刊少年マガジンに「BOYS BE・・・」という漫画がある。 この漫画は凄い!!この漫画は私が中学か高校ぐらいから連載が始まった漫画で、今週までずっと連載していた漫画である。(ちなみに私は中学のときは毎週、週刊少年マガジンを買っていた。) 当時の「BOYS BE・・・」の内容は、 ●舞台は学校(高校もしくは中学)で、ほぼ同級生同士の恋愛・ハッピーエンドでおわる。(しかもほぼ一話完結。) ●男が好きな女の子に出会ったとき、風が吹いてパンチラがおこる。 ●何かの拍子に男の腕が女の子の胸に当り、「ムニュ」となり、ほほを赤らめる。 ●ページをめくった時に、よく「2コマぶち抜き」で、女の子がポーズをとっている。(4コマとかもザラ。) ●女の子が妙な男言葉を使うか、「〜〜しちゃうぞ!」みたいなことを言う。 ●男が思いっきり大きな声で「俺は〜が好きなんだ!!」とさけぶ。 ●男が女をまじかで見て「うわー、〜ってすごいかわいいんだあ」と思い、それから恋が始まる(数ページ後に完結するのだが) である。 もうこれ以外ない。 この要素が絶対あるのが「BOYS BE・・・」なのだ。 つまり、ほぼ毎回同じ内容である。 何かが違っているのだが、「毎回同じ」である。 一回一回が、「水戸黄門」よりも、同じである。 私は10話前後で、この漫画を読むのが嫌になった。 そしてしばらくしてたまに読むとやっぱり同じである。 どれほど連載が続くのか疑問であった。しばらくして少年マガジンを買わなくなった。 大学に入って友人が週刊少年マガジンを読んでいたので、見せてもらうと、「BOYS BE・・・second season」になっていた。 でも全く同じだった。一話完結で、昔とどこがどう違うのかわからなかった。「寅さん」よりも同じだった。 最近たまに週刊少年マガジンを買って読むとまだやっていた。 これはネタが尽きるとか尽きないの問題ではない。同じネタなのだ。 でも「尽きる」だろ。どうなってんだ。いやにならないのか・・・。(しかしこれだけ連載するのだから作者は儲かっているんだろう。)しかし、今週の週刊少年マガジンでついに「BOYS BE・・・」が終わった。 見てみると“第三部”の「BOYS BE・・・」になっていた。(もう題名は書かない!!中身は一緒だ!!) 第三部は一応、ストーリーもののようだが、そのせいか第1部・第2部と 比べ、すぐに連載終了である。 おかしなもんだ・・・。あーせいせいした!! 今週号のマガジンでは、その原作者&漫画家が特別にインタビューに答えていた。 そこでは「当初は目標10巻とか言ってた」「はははは」などと記されている。 「そこまで売れるはずないと思っていたが、ふりかえるとやったね!」みたいな発言だが、私はこれを見て「このネタで10巻もひっぱれないと思っていたのになあ」「がははは」とうけとってしまった。 一度、漫画喫茶でどれぐらいこの「BOYS BE・・・」を読みつづけられるか、チャレンジしてください。(最近、こんなんばっかやな・・・。) |
■■いかがわしい店 〜旅いろいろ〜
(2001/03/20) 先日、落語家のある先輩に「いかがわしい店」に連れて行ってもらった。(ちょっとやらしい感じのお酒を飲むところです。) 先輩は、普段はハードボイルド(2枚目)なのだが、アホをする(演じる?)時は、本当にアホをする(演じる?)方です。 落語でも割とそういう傾向にある方だと思います。(よく爆笑させる方です。) 私はそういう「やらしい店」には行ったことがなかったので、どうしていいかわからず、入店前から非常に緊張していた。入店後、先輩と私はちょっと離れたテーブルに座らされ、しばらく待機。すると、白いブラウスだけを着た女の子が私の横に座った。(店内は暗くて顔は何だかよくわからない。でも決して美人ではないと思う。)私は緊張して彼女に言った。 たま「あのー、すいませんけど、僕はこういうとこ、初めてなんで、よくわからないんですが、何をすればいいんですか?ていうか、何をしていいんですか?」 女の子「そうなん。パンツの中以外ならどこ触ってもええねん。」 たま「・・・・・○×△?!!」 私は困った。「パンツ以外どこ触っても良い」と言われて、「はいそうですか。じゃあ触りますね。」と言って触れるはずがない!!普通は触るのだろうか!!そのコメントの直後触るのか、それとも「おしゃべり」をしてから触るのか、「作法」がわからない。これでは落語の「茶の湯」ではないか・・・。私は、あまりの困惑のためビールをがぶりと飲んだ。 たま「へー、そうなんですか。・・・・」 会話が続かない。またもや私はビールをがぶりと飲んだ。 「へー」がぶり。「へー」がぶり。「へー」がぶり。ビールをジョッキで2杯たて続けに飲んだ。 俺は何をしているのだ。思っていると、DJのようなアナウンスがあった。 女の子「ちょっとごめんね。すぐ戻ってくるから。浮気しちゃダメよ。」 こう言い放ち、彼女は私を独りぼっちにした。 斜め後ろでは先輩のひざの上に別の女の子が乗っかっていた。 私は仕方なく、ビールを飲んだ。もう腹はタプタプである。 すると、別の女の子が、「場つなぎ」として私の隣にきた。 たま「あのー、初めてなんですけど、どうしたらいいんですか?」 女「こないしてしゃべってたら・・・。」 そのわりにこの娘は、私に話を振らない。沈黙である。私はビールを一口のみ、思いきっていった。 たま「あのーさっきの人が、触って良いって言ったんですけど・・・。せやけど“浮気はあかん”って言ったんですけど、それは間に触ったらアカンということですかね?」 女「そう」 ・・・それでは職務怠慢ではないか。 じゃあ、私はどうすれば良いのだ。ビールをがぶりとまた飲み、しばらく二人で沈黙のときを過ごした。 斜め後ろでは先輩が女の子を抱き寄せていた。 すると突然、この「女」は立ち去り、はじめの娘が戻ってきた。 女の子「ごめんね。」 たま 「いそがしいんですね」 女の子「そんなことないよ。」 うーん、困った。「この窮地を打開するには・・・」と思いながら、ビールを飲み、歳などを聞いてやっと話がすべりだしだしたそのとき、DJのアナウンス。 女の子「ごめん、すぐもどるから。」 たま「・・・・」 私はクールにがぶりとビールを飲んだ。 まるでデューク東郷のように。また別の女の子が「場つなぎ」に横に座った。 しかし、あまりに黙っている女の子だった。 たま「あんまりしゃべらへんねんね。」 女「そう、無口やねん。」 ・・・それアカンやろ。どんなホステスや。(ホステスと言うのかどうか知らないが。) しかし、私はもうバタバタと交代されるのはコリゴリである。 ずっと「こんにちは・・・・えー(沈黙)」ばっかりである。 これでは、いつまでたっても本題に入れないではないか。(何が本題や?!) 落語の「黄金の大黒」にある「うけうけ・・・こんにちは。えーうけうけ・・こんにちは。うけたが、うけたが、・・こんちは。・・・」みたいである。 仕方なしに、この「女」で固定してもらうように、「女」に言った。 だのに!!この「女」は、無茶苦茶「愛想」が悪かった。興ざめである。 そして私は、なぜか「やらしい空間」に居てるにもかかわらず、自分自身が盛りあがらなかった。 「なんで?なんでやらしい気にならないのか」と自問自答するほどである。 やっぱり相手が喜んでないのに、自分は盛りあがれない。そんな状況で触っても気持ちは高揚しない。 机を触ってるのと同じである。 そういうふうに考えていると、無愛想な「女」は「時間ですけど」と言った。 私は斜め後ろの先輩に眼をやった。 すると先輩は「ほな、行きましょうか。」と極めて礼儀正しく言った。店を出た後、 先輩「どうでした?」 たま「ちょっと発散しなかったです。」 先輩「前はもっとサービスよかったんやけどね。」 たま「そうですか。」 先輩「今度はもっと発散するとこへ行きましょう。その前にラーメン屋へ行きましょか。」 先輩はお腹が減っていたのか、私をラーメン屋に連れてってくれた。 そこで私はまたビールを飲んだ。(私の酒量からすると、なんぼほど飲むねん・・・である。) 私と先輩は「落語」については至って真面目である。 その「やらしい店」から出た直後のラーメン屋で二人は「落語」について熱く語った。 二人は“変にさめた”状態になった。 まるで「エロビデオを見た直後、数学の難問の解き方を思いつき、解答した」ような筆舌に尽くしがたい状態である。 二人は「2軒目のやらしい店」に行くこともなく家路に着いた。(全部、先輩にはおごっていただき、大変感謝いたしております。) 後日、その先輩のご一門の方(弟弟子の方)にその話をすると、「あー、あの人は酒飲んだら落語の話すんねん。ビール2本で落語の話をされんのはしんどい。せめて水割りをつけてほしいな。 まあ一番ええのは、すぐやらしい所へ行って個室に入って落語の話から離れるのがベストやな。」 ・・・まあ洒落でしょうけど、その方はそういう話(落語の)をすんのは好きじゃないようでした。 しかし、私は、先輩の「落語」の話は非常にためになり、ありがたかった。 大変感謝致しております。ひどく「いかがわしい文章」のあとですが、先輩と私は至って真面目であります。 この「先輩」については、ご想像にお任せ致します。 |